定義〜UCDAフォントとは
1. UCDAフォントとは
フォント(書体、字形)は、通常の利用状況では読みやすく設計されていますが、ユーザーの環境、文字の提示される状況が悪化した場合には、読みづらくなる場合があります。しかし、重要な情報が記載された書類や帳票では、読みづらさや誤読の可能性は、極力排除されなければなりません。そこでUCDAは、「劣化した状況でも見やすいフォント」をUCDAフォントの定義としました。読む人間にとっては「視覚的条件が悪いときでも見分けられ、読み間違いが少ない文字」であり、文字の側からは「理想的な提示ができないときでも見えやすく、読める文字」のことです。以下に、「2.劣化した状況」と、「3.見やすいフォントの条件」の具体的な例をあげて説明します。
※「視認性」とは「文字自体の見えやすさ」、「判読性」とは「類似字形との見分けやすさ」、「可読性」とは「文字列としての読みやすさ」と定義します。
2.劣化した状況とは
| a. | 人間側の劣化状況 |
読み手の視力に問題がある場合(老眼、白内障など視覚障害、疲労などで視力が低下する場合) |
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| b. | 環境の劣化状況 |
| 暗い環境、コントラストが低い状況 | |
| c. | 提示物の劣化状況 |
文字が小さく提示される状況 文字の輪郭が不明瞭に提示される状況 文字が原型に対してかすれている状況 文字が原型に対してつぶれている状況 文字間隔が詰まっている状況 |
3.「見やすいフォント」の条件
小さい文字でも、正しく認識できて、見えること
→視認性が高い(見えやすい)状態
他の類似した形の文字と見分けやすく、誤読が少ないこと
→判読性が高い(見分けやすい)状態
輪郭が劣化した提示状態で、見分けやすく、誤読が少ないこと
かすれた状態、つぶれた状態でも見分けやすく、誤読が少ないこと
→判読性が高い(見分けやすい)状態、エラーに寛容な状態
文字列としてストレスなく読めること
→可読性が高い(読みやすい)状態
読み手の視力に問題がある場合とない場合の見え方に差が少ないこと
→公平性が高い状態









